弁護士相談はベリーベスト法律事務所 名古屋オフィスへ。
弁護士インタビュー

地下鉄桜通線、東山線「名古屋」駅より徒歩5分、JR各線「名古屋」駅より徒歩7分、さらに近鉄・名鉄「名古屋」駅からは徒歩9分、そして国際センター駅からであれば徒歩2分の位置にある、ベリーベスト法律事務所 名古屋オフィス。
どのような相談が多く、実際にどのようなポリシーを持って対応しているのでしょうか。名古屋オフィス所長、品川 菜津美弁護士にインタビューしました。
Q1.名古屋オフィスとはどのようなオフィスでしょうか?
名古屋オフィスは、平成23年5月に開所したオフィスです。開所当初は、私とパラリーガルのたった2人、二人三脚で対応する、限りなく個人事務所に近い状態で業務を行っていました。しかし、今ではおかげさまで東海3県はもちろん、浜松エリアなど幅広くご依頼をいただくようになり、弁護士17名、パラリーガル20名体制と、名古屋市内でも比較的大規模なオフィスにまで成長しています。
名古屋はとてもあたたかく住みやすい街です。プールや公園児童館などが豊富にあり、子育てにも向いていて、私も週末は家族でよく遊びに行きます。私自身、名古屋オフィスの所長になってから、結婚して妻となり、母となり……と、オフィスだけでなく私生活ともども名古屋の街に育てていただいていると実感しています。名古屋オフィスのメンバーはまるでもうひとつの家族のように信頼できる仲間がそろっていますし、愛知県弁護士会の先生方にもたくさん助けていただきました。顧問先の社長にも、忘年会に呼んでいただいたり、差し入れを持ってきていただいたりと、気にかけていただき、本当に多くの人に支えられて今があります。
名古屋オフィスで特に多いご相談は、離婚問題、労働問題、交通事故です。家族が暮らしやすい街だからこそ、家族ならではの問題も起きてしまうのでしょう。そして労働問題は、サービス業などが盛んな地域なだけあって、残業代請求や不当解雇が中心です。交通事故については、愛知県は不名誉ながらも長らくワースト記録を更新していることもあり、ご想像の通りかもしれません。
もちろん、刑事事件や相続、一般民事、企業法務、あらゆる分野のご相談を数多くいただいています。愛知県をはじめ、岐阜県、三重県はモノづくりの街です。大企業もありますが、多くの中小企業が日々努力を重ねている街でもあります。顧問弁護士として対応するだけでなく、築かれた事業をより良い形で受け継ぐ方法など、事業承継に関するご相談も増えてきています。私たち名古屋オフィスの弁護士は一丸となって、あらゆるご相談に対応できるよう切磋琢磨しあっています。
Q2.弁護士を志したきっかけや、ベリーベスト法律事務所に入所した「決め手」を教えてください。

私は山口県出身です。高校時代は女子高で過ごしましたので、これからの時代は女性でも手に職をつけ、きちんと仕事をし、一生誇りを持って働くということを教えられてきました。そのため、何らかの専門性を身につけて働きたいと考えていました。とはいえ、私が大学生だった当時、世間では就職氷河期と呼ばれている時代だったので、就職活動も大変そうだなぁと思っていました。
そのような中、たまたま観た女性弁護士が活躍する海外ドラマをきっかけに、弁護士という仕事に強く惹かれました。ちょうどロースクール制度のスタートが決定していたことから、私は大学を卒業して、ロースクールの第1期生として入学し、弁護士の道を目指すことにしたのです。卒業後に司法試験に合格してからは、山口県内で修習を終えて、弁護士登録をしました。当時は、九州大学大学院法学研究院で助教として仕事をしており、学生に労働法を教えたり、法科大学院生に対する学修支援等の業務を行ったりしていたほか、九州大学法科大学院と連携する福岡市内の法律事務所において、弁護士業務も行う日々を過ごしていました。
労働法が好きでしたし、尊敬する先輩弁護士や教授に囲まれ、とても充実した日々を送っていました。しかし、やがて、「弁護士として、もっとお客さまが抱える問題の解決にかかわりたい」という気持ちが大きくなっていったのです。まるでその気持ちを知っていたかのように、すでにベリーベスト法律事務所で活躍していた修習同期から、「個人の事件を中心に対応する弁護士として活躍しないか?」という誘いをいただきました。これは巡り合わせだと決意して、ベリーベスト法律事務所で弁護士としてあらゆる分野の案件に対応する世界へ飛び込むことにしたのです。
なにしろ山口・福岡からほとんど出たことがなかったため、東京オフィスを中心に全国にオフィスがある法律事務所で働くことに、最初は不安がありました。今では、あのとき決意して今の生活を選んで、本当に良かったと思っています。なぜなら、ライフステージが変わっても弁護士業務に打ち込める環境で、文字通り毎日、お客さまの相談をお伺いし、解決にかかわることができているためです。
Q3.実際に弁護士になってから改めて感じていることはありますか?
相談者は、さまざまな思いを抱き、弁護士に相談します。私たち弁護士は、そのたび「なにかできることはないか」と解決策を考えます。
たとえば、セクハラ問題で悩んだ末ご相談にいらした方は、「一生懸命働いてきたのに、どうしてこんな思いをしなければならなかったのだろう」とひどく落ち込んでいらっしゃいます。だからこそ、まずはしっかりお話を聞いて、事実関係を把握した上で、どうすれば良いか一生懸命考えるのです。証拠が少なければ、メールやLINEなどの履歴を積み重ね、「こんなことがあった」という事実を裁判所にも理解してもらえるよう、分かりやすく明らかにしていきます。
いろいろな理由で、相手方に当初の発言を覆されてしまうこともありますし、交渉や裁判の場では相手方からさまざまな反論がされます。たとえば、相手方に、「解雇せざるを得なかったのはあなたのせいだ」と開き直られてしまえば、当人でなくとも非常にいやな気持ちになるものです。これまでも我慢してきたのに、さらにひどいことを言われるのであれば、これ以上戦うことをためらうのも無理はありません。
そのようなとき、お客さまを励ましながら戦うことも弁護士の仕事です。多くのお客さまが、お金だけが目的で戦いたいと考えているわけではありません。これまで言いたくても伝えられなかったことを代弁してもらい、傷ついた事実を相手に知ってもらい、自らの名誉を取り戻すために弁護士を頼るのではないかと感じています。
もちろん、法律に従って主張を組み立てていくことが必要ですし、双方に言い分はありますから、希望通りの結果を得られる事件や、きれいに白黒をつけられる事件ばかりではありません。しかし、だからこそ、弁護士は、最終的に、お客さまが納得できるよう力を尽くしますし、その結果、納得していただけるだけでなく、喜び、感謝していただけることは、弁護士冥利に尽きると改めて感じています。
Q4.これまでに対応した案件で印象に残っている事件はありますか?

印象深い事件は多数ありますが、やはり母親になってからは特に、離婚事件の中でも面会交流の交渉など、子どもが絡む事件は私の心に刻まれます。私自身、子どもを思う親の気持ちがわかるようになったのでしょう。だからこそ、面会交流を避けようとする親の気持ちも考えます。こればかりは、親同士の信頼関係の問題ですし、それが失われたからこそ離婚を選択するケースが多いのですから、双方理由があるものです。
そこで、面会交流を争う事件で交渉するときは、まずは私自身を信頼していただき、耳を傾けてもらえるように働きかけます。それから、「互いが抱えている問題と子どもの面会交流の問題は、分けて考えなければならない」ということをわかっていただけるように説得することが中心になるケースがほとんどです。子どもにとって血を分けた両親は相談者と相手方の2人だけです。だからこそ、なにが子どもにとって一番良いかについて、考えていただくようお話しするのです。慎重に交渉した結果、久々に面会がかなったときの喜びは、やはり言葉では言い尽くせません。
Q5.ベリーベスト法律事務所に相談するメリットを教えてください。
ベリーベストに依頼する最大のメリットは、やはり全国にオフィスがあることでしょう。離婚や刑事、労働問題など、あらゆる分野の事件で、相手方が近くにいるとは限りません。たとえば、お客さまは名古屋に住んでいても、相手方は北海道に住んでいることがあります。そのようなとき、ベリーベスト法律事務所であれば北海道にもオフィスがありますから、連携しあい、スピード感を持って解決に導くことができます。
所属弁護士数が非常に多いことも、依頼人にとって大きなメリットです。過去から今に至るまで対応した事件に関する、膨大な知識経験のすべてを所内全体はもちろん、各オフィス内でも日々共有し、常にブラッシュアップしています。私たちの日常は常に変化していますから、「以前からここはどう変わった」ということまで把握した上で、対応することができます。ベリーベスト法律事務所は、常に最新の情報を武器にして、トラブル解決に向けて力を尽くす法律事務所なのです。
Q6.弁護士相談に迷っている方へメッセージをお願いします。

思いがけないトラブルに見舞われてしまったとき、ひとりで抱え込んでしまうと道がふさがってしまうものです。弁護士は、法律を通じてトラブルが解決できるようお手伝いします。ぜひお気軽にご相談にいらしてください。じっくりお話を伺い、法律を通じてできることがあればぜひお手伝いさせていただきます。
また、離婚問題の相談や性犯罪、セクハラやマタハラなどの被害を受けた方であれば、同性の弁護士でなければ相談することすら難しいと思われることもあるでしょう。ベリーベスト法律事務所では弁護士の指名はできませんが、女性弁護士の所属が多いため、お住まいの地域にもよりますが、性別だけであれば配慮できることがあります。そのようなときにはぜひご相談ください。私たちは、親身になってお話を伺い、解決に至るまで全力でサポートします。